レシチン

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生体膜の主成分である「レシチン」。細胞の代謝機能を促すうえでは非常に重要な役割を果たしている栄養素です。このページではレシチンの特徴や肌への効果などを紹介します。

レシチンとは?

人間の身体は60%が水分で出来ており、細胞の一つ一つが部屋のような形で区切られています。その部屋を包んでいるのが細胞膜です。この細胞膜はタンパク質・脂質でつくられ、身体のさまざまな情報を伝える、必要な物質を通すなど大切な役割を果たしています。この細胞膜の主な成分となっているのがレシチンなのです。レシチンがなければ細胞膜の働きが滞り、身体に様々な支障をきたしてしまうでしょう。

レシチンの肌への効果

レシチンの働きによって血液中のコレステロールが排出され、血流が改善され、全身に酸素・栄養素などが届くようになります。肌にとって酸素・栄養素が重要になってくるので、レシチンによって肌の状態が整いやすくなるでしょう。またレシチンはビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKと言った脂溶性ビタミンの吸収も補ってくれるので、肌に欠かせないビタミンの吸収率アップの効果も期待できます。

レシチンが不足したときの影響

加工食品の多用や過度なストレスなどによってレシチンが不足してしまうと副交感神経よりも交感神経優位の状態となり、身体は緊張・興奮の状態に陥りやすくなります。また脂肪も蓄積されやすく、生活習慣病などのリスクも高めてしまうでしょう。さらに神経の情報伝達にも影響を与えるため、神経や精神症状が出やすく、老人性認知症なども発症する可能性が高まります。

レシチンの摂取基準量とは?

レシチンの摂取基準量は2020年度の時点では決められていません。JECFAによる報告によると、添加物として用いる際も制限はないとされています。もしサプリなどで補う際は、表示に記載されている摂取量を守るようにしましょう。

レシチンを多く含む食品とは?

レシチンを多く含んでいる食品と言えば、卵黄です。卵はアミノ酸のバランスも優れており、神経伝達物質のもとである「フォスファチジルコリン」という含有量が多いとされています。そのため卵は日々の食事のなかで積極的に取りたい食品のひとつです。ほかにも大豆なども比較的多くレシチンを含んでいる食品となっています。

まとめ

レシチンは細胞膜の主成分となっており、身体にとって必要不可欠な栄養素です。良い状態の肌を保つためにもレシチンが含まれる卵や大豆などの食品を多く摂るようにしましょう。

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