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30代の保湿クリーム・フェイスクリーム選び

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肌の水分を閉じ込めてくれる保湿クリーム・フェイスクリームは、うるおいが不足しやすい30代以降のスキンケアに取り入れたいアイテムです。

自分に合った保湿クリーム・フェイスクリームを選ぶためにも知っておきたい、30代の肌の特徴や保湿クリームの役割、選び方などについて紹介します。

20代の頃となにが違う?30代の肌の特徴

30代は20代の頃に比べて肌質の変化を感じやすく、肌の悩みも増えてくる年代です。肌の水分量が減るので目元や口元の乾燥に悩まされるケースも多く、それでいて皮脂の分泌量はそのまま又は増加することで肌バランスが乱れやすくなります。

30代以降の乾燥しがちな肌を改善するには、保湿力の高い保湿クリームやフェイスクリームを取り入れて水分量を補ってあげることが重要です。しわやシミ、たるみなど年齢肌の悩みの原因にあったスキンケア商品を上手に取り入れ、30代以降の肌をすこやかに保ちましょう。

保湿クリーム・フェイスクリームの役割

保湿クリーム・フェイスクリームは油分を多く含んでおり、保湿力の高さから肌の乾燥をケアしたい人に適した基礎化粧品です。

クリームに含まれる油分が肌の表面に膜をつくり、化粧水や美容液で補ったうるおい・美容成分を閉じ込めてくれる働きがあります。スキンケアの最後に取り入れることで、化粧水や美容液の効果をより高めることが可能。また、肌の表面に張った油膜によって、ほこりや乾燥した空気などの刺激から肌を守る効果も期待できます。

保湿クリーム・フェイスクリームと乳液の違い

保湿クリーム・フェイスクリームと乳液はどちらも肌のうるおいを保つ役割を持ったアイテムですが、水分と油分の配合量が異なります。

保湿クリーム・フェイスクリームは水分に比べて油分が多く配合されており、うるおいをしっかりと閉じ込めるのが特徴。乾燥肌や敏感肌の方、空気の乾燥が気になる秋~冬のスキンケアに適しています。

一方で乳液は水分の配合量が多く、保湿クリーム・フェイスクリームに比べてさっぱりとしたテクスチャーをしているのが特徴。肌がべたつきやすい油性肌やニキビ肌の方、みずみずしい使用感が好みの方向きのアイテムです

保湿クリーム・フェイスクリームとナイトクリームの違い

保湿クリーム・フェイスクリームとナイトクリームは、どちらも肌の保湿目的で使用されるスキンケアアイテムです。

保湿クリーム・フェイスクリームが日中・夜の肌にうるおいを与えてキープするのに対し、ナイトクリームは乾燥しやすい睡眠中の肌のうるおいをキープするという違いがあります。また、ナイトクリームは保湿クリーム・フェイスクリームに比べ、油分が多く含まれているものが多いのも特徴です。

どちらもうまく取り入れることで、乾燥による小じわやシミなどのエイジングサインにアプローチできます。

30代の保湿クリーム・フェイスクリームの選び方

目的別・配合成分で選ぶ

年齢にあわせたエイジングケアなら

エイジングケアとして保湿クリーム・フェイスクリームを取り入れるなら、30代の肌悩みに応じたケアができるものがおすすめ。

たとえば肌のハリ不足が気になるのであれば、レチノール(ビタミンA誘導体)やコラーゲン、ヒアルロン酸といった肌にうるおいやハリを与える成分が配合されたものを選ぶと良いでしょう。

肌の乾燥が気になるなら

肌の乾燥対策として保湿クリーム・フェイスクリームを取り入れる場合は、ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの保湿成分を多く含む商品がおすすめです。

お手入れ後の肌をしっとりとした質感に整えるなら、スクワランやホホバ種子オイル、ミネラルオイル、アルガンオイルなどの油分が多く、保湿力の高い成分を含んだ商品が適しています。

ニキビが気になるなら

ニキビが気になる場合は、厚生労働省から認可を受けた有効成分を含む医薬部外品をおすすめします。

配合されているかチェックしたい有効成分は、サリチル酸やグリコール酸、グリチルリチン酸、イソプロピルメチルフェノールといったニキビの炎症を抑えたり、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌したりといった働きのあるもの。医薬部外品なのでニキビ治療薬ではありませんが、ニキビ予防としての効果を期待できます。

肌荒れの予防なら

乾燥による肌荒れをケアしたい場合は、セラミドやヒアルロン酸などの成分を含む高保湿タイプの保湿クリーム・フェイスクリームがおすすめです。

乾燥による肌荒れのなかでもかさつきや粉吹きなどが気になるのであれば、こっくりとした質感で表面にうるおいの膜が残るタイプを選ぶと良いでしょう。また、グリチルリチン酸2Kをはじめとした抗炎症成分を含む商品も、肌の鎮静ケアに適しています。

美白ケアなら

日焼け後のシミ・そばかす対策として保湿クリーム・フェイスクリームを取り入れるなら、ビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸、ハイドロキノンなどの成分が配合されたものを選びましょう。すでにできたシミ・そばかすを薄くするものではないものの、シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑えられます。

肌質別で選ぶ

乾燥肌なら

皮脂が不足しがちな乾燥肌の方には、肌にうるおいを閉じ込める高保湿タイプの保湿クリーム・フェイスクリームが適しています。油性の保湿成分が多めに配合されているか、化粧水や美容液の美容成分をしっかりキープできるかをチェックしましょう。

また、乾燥肌の方は肌の表面がごわつきやすいため、ホホバオイルやオリーブ油などといった植物性の油脂で肌に柔軟性を与える商品もおすすめです。

脂性肌なら

脂性肌(オイリー肌)の方は油分の多い商品だとテカリやべたつき、ニキビなどができやすいため、水分の配合量が多いジェルクリームタイプやべたつかない高浸透力タイプがおすすめです。

皮脂の分泌量を抑えるビタミンC誘導体やイソフラボンなどの成分を配合したものなら、皮脂の分泌をコントロールしながら適度な保湿をキープするのに役立ちます。

混合肌なら

さまざまな肌質のなかでも、保湿クリーム・フェイスクリーム選びが難しいのが混合肌タイプです。混合肌は肌の水分と油分のバランスが整っていない状態で、乾燥肌と脂性肌の両方の視点からアイテムを選んだり使い分けたりする必要があります。

混合肌の方は肌がうるおい不足を補うために皮脂を過剰分泌している場合もあるので、丁寧なスキンケアで肌にしっかりと水分を与えることが重要です。クリームのべたつき感が苦手な場合は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分を含んだ軽いテクスチャーのものを選ぶと良いでしょう。

テクスチャ・使用感で選ぶ

保湿クリーム・フェイスクリームには、軽めのテクスチャーのものからこってりとした濃厚なテクスチャーのものなど、さまざまな使用感の商品が存在します。テクスチャ・使用感で選ぶなら、脂性肌の方やメイク前はさらっとした使い心地のクリーム、ナイトケアや乾燥ケアとしては保湿力の高い重めのテクスチャーのクリームがおすすめです。

べたつきそうな質感のクリームでも数分経つとさらっとした感触に変わるものもあるため、可能であれば購入前に塗り心地を試してみるのが良いでしょう。保湿クリーム・フェイスクリームは使い続けることが大切なので、肌や自分に合った使用感かどうかは重要なポイントです。

スキンケアだけで肌のたるみ・ハリ不足を改善できる?

肌のたるみによっては、保湿クリームを含むスキンケアだけでは改善が難しい場合があります。スキンケアはあくまでも予防や対策として取り組むものなので、すでに進行している状態だとスキンケアの効果を実感しにくいこともあるでしょう。

保湿クリーム・フェイスクリームを取り入れたスキンケアに限界を感じた場合は、美容クリニックの受診を検討するのがおすすめです。現在は大がかりな手術をしなくても肌のたるみ・ハリ不足の改善を目指せる治療もあり、費用面でのハードルも低くなっています。

気軽にたるみ治療を受けやすい環境が整っているため、まずは美容クリニックのカウンセリングで相談してみてはいかがでしょうか。

30代の保湿クリームの使い方に関するQ&A

保湿クリーム・フェイスクリームを塗るタイミングは?

保湿クリーム・フェイスクリームはうるおいを閉じ込めてキープするためのものなので、化粧水や美容液などで肌に水分をしっかりと与えてから使用しましょう。また、クリームを塗る際は、化粧水や美容液などをしっかりと肌になじませることが大切です。

化粧水や美容液などが肌に浸透する前にクリームを塗ってしまうと、クリームが化粧水などと混ざり、うるおいを閉じ込める役割を果たせなくなります。肌に浸透したかを判断するポイントとしては、化粧水や美容液などをなじませた後、肌を手で触ったときにややひんやりとしていて手が濡れていなければOK。

また、保湿クリームを塗ってから寝るまでに1時間以上空く場合は、乾燥しやすいパーツだけでもいいので寝る前に再度クリームを塗るようにしましょう。30代からの乾燥対策には、このくらいの手厚いスキンケアが必要になります。

保湿クリーム・フェイスクリームの正しい塗り方は?

保湿クリーム・フェイスクリームは商品に記載されている使用量を手に取り、手のひらで温めて少し伸ばしてから、額・頬・鼻・あごに少量ずつクリームを乗せましょう。目元や口まわりの油分の少ないパーツから指の腹を使って優しく伸ばしていき、全体をひと通り塗り終わったらハンドプレスして仕上げます。

適量を使用することが大切で、少なすぎると塗るときに肌の上で摩擦を起こし、肌を痛める可能性があります。また、保湿したいからと塗り過ぎても、べたつきの原因になるので注意しましょう。肌の調子に合わせて、乾燥しやすい部分には重ね塗りするなど調整してください。

脂性肌に保湿クリームは不要?

脂性肌だと保湿クリームは必要ないと思ってしまいますが、脂性肌でも部分的に乾燥している可能性があります。特に「肌につっぱり感がある」「目元や口まわりがカサカサしやすい」「化粧ノリが悪くて仕上がりが粉っぽい」と感じたら、肌が乾燥しているサインです。

保湿クリームを塗るとべたつきやテカリが気になるという場合は、皮脂分泌の多いTゾーンやあごは薄め、乾燥しやすい目元や頬はしっかりというように塗り方を変えてみると良いでしょう。乾燥が気になる部分にだけ塗るという方法もあります。

保湿クリームを使うとニキビができやすくなる場合はどうしたらいい?

保湿クリームは油分の配合量が多いので、人によってはニキビができやすくなってしまうことも。その場合はこっくりとした重めのクリームではなく、みずみずしいクリームがおすすめです。乾燥がそこまで気にならないようであれば、化粧水や美容液の後のスキンケアは乳液のみにするという方法もあります。

保湿クリームを使うとメイクがよれやすい…

保湿クリームを使うとファンデーションがよれてしまうという場合は、クリームを塗った後にティッシュオフして油分を調整しましょう。余分な油分を取ることでファンデーションがよれにくくなり、化粧ノリもアップします。

まとめ

30代以降の乾燥しがちな肌にとって、水分補給のサポートをしてくれる保湿クリーム・フェイスクリームは心強いアイテムです。スキンケアの仕上げに保湿クリーム・フェイスクリームを取り入れてしっかりと保湿することで、肌の調子を安定させることができます。

30代以降になってもハリツヤのある素肌を手に入れるためにも、自分の肌質や肌悩み、好みの使用感に合った保湿クリーム・フェイスクリームを探してみてはいかがでしょうか。

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