アラフォーの顔のたるみ解決GUIDE

美容外科は高額な費用をかけたり、皮膚を切ったりすることもありますが、大がかりなことをすれば効果が出るのではありません。

「再生」や「永久」と言った言葉に惑わされず、一度傷ついたら神様しか治せない皮膚には負担をかけることなく、安全で負担が少ない方法で綺麗に見えることを私は大切にしています。

ヘアスタイルを変えることでお顔が小さく見えたり、その逆で大きく見えたりするように、ミッドチークのボリュームを作ることで、フェイスラインのたるみが目立たなくなり、お顔全体がリフトアップしたように見えるのです。

この図をご覧ください。
中央のオレンジ色の丸は、実際は同じ大きさです。

専門的には「エビングハウス錯視」という現象です。

そのものに手を加えなくても、周りを変えることでものは小さく見せたり、大きく見せたりできるのです。

ミッドチークと、もうひとつ。
お顔のバランス、とくにフェイスラインのたるみを考える際、大切な部分があります。

それが、下あごです。

生まれつき、下あごが小さい方は、上あご（上口）が出っ張って見えるだけでなく、顔が丸く見え、フェイスラインのたるみが目立ってきます。

このモニターさん達は、若くてもフェイスラインのたるみに悩み、他院では、フェイスラインの脂肪吸引や引き上げを勧められました。

実は、この方たちも下アゴの発達が悪く、小さいのです。

所要時間5分（麻酔を入れると10分程度）
レディエッセ注射でアゴを前方に向け、尖らせ整えました。
加えて、鼻筋をとがらせています。

治療後はフェイスラインがスッキリ見えますね。

これも骨格を改善することによる目の錯覚効果なのです。

私の治療を象徴するもっとも代表的なモニター写真をご覧ください。

注）レディエッセは顔面の解剖知識を有する一般的な医師が骨の上に載せて骨格バランスを整える目的で注入する場合、血管や神経、皮膚組織を損傷することはありません。

浅い部分にヒアルロン酸や自己脂肪を注入する治療に較べ、腫れも少なく抑えられます。ただし注入直後から5日ほどは、周囲皮下組織の浮腫（むくみ）が出て3割ほど多く注入したように見えます。また慎重に注入しても細い血管に針先があたれば内出血のリスクもあります。

多くのみなさんは、皮膚に注射したり糸を入れたり、皮膚を引き上げることが美容医療・美容外科と考えがちです

しかしここまでご説明してきたように、日本人が皮膚を引っ張っても、欧米人のようにはなりません。

加齢によりお顔に目立ってくる凹みラインも、注射で治せるものではありません。

ネット上では、なにがしの注射をすれば、皮膚が再生するように、書かれていることもありますが、人間の皮膚は簡単に再生できないのが現状だとおもいます。

日本人の肌はとても優秀で良質なはずです。

そして皮膚は、絶えず血流で栄養が供給されて生きています。

皮膚、とくに皮膚の浅い部位に異物を入れたり、安易に切ったりすることは、少なからず、神様しか創れない皮膚の生態系を乱し、傷めることになるのです。

それは透明で柔らかなヒアルロン酸であっても、自分自身の脂肪であってもです。

当院のように、皮膚を触らず、元々の骨格バランスを治している限り、皮膚を傷めることはありません。

だからこそ、アメリカFDA（日本で言う厚生労働省）の安全認可を取得している、長期持続型吸収カルシウム製剤「レディエッセ」で、お一人お一人の骨格バランスを改善治療しているのです。

レディエッセは皮膚に注入するものではなく、骨に乗せて骨格を治すものです。

しかも、注入した3割量のコラーゲン繊維を低かった骨の上に　土台として残してくれるのです。