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40代女性はコラーゲンが大幅に減少していく年代です。コラーゲンがどのくらい減少するのか、対策のスキンケアなどをまとめました。
化粧水や乳液などでよく見かける「コラーゲン」とは、肌の調子を整える栄養素です。コラーゲンはタンパク質の一種として知られており、体のあらゆる場所で生成され、存在しています。骨や軟骨、皮膚、歯などに多く含まれており、骨と筋肉を結び付ける他、皮膚の弾力を保ったり、肌の細胞同士をしっかりと繋ぎとめたりといった働きを持っています。
コラーゲンのおかげで肌がぷるぷるに潤う…というイメージはあながち間違いではありません。コラーゲンの40%は皮膚に存在しており、真皮乾燥重量の70%を占めるとされています。コラーゲンが肌の細胞をしっかりと支えているからこそ、肌表面のもっちりとした弾力や、ぷるぷるのハリ・潤いが保たれているというわけです。
「線維芽細胞」とは、肌のハリや潤いといった若々しい美しさを保つ、美容成分を作り出している細胞のことを言います。コラーゲンをはじめ、エラスチンやヒアルロン酸といった成分も線維芽細胞から作り出されています。
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸は肌を構成する「3大要素」として知られており、線維芽細胞が活発に働いていることによって、これらの成分がスムーズに代謝され、健康的で美しい肌質を維持できるのです。
線維芽細胞が存在するのは、肌の中でも「表皮」と「皮下組織」の間に位置する「真皮」の層。線維芽細胞の働きは美肌成分の生成だけではなく、美しい肌質をつくるために必要な女性ホルモンの生成も促しています。肌が傷ついた際にはコラーゲンの生成量を増やして、傷の治癒を早めるのも線維芽細胞の役割の一つです。
コラーゲンの生成量は20代から減少傾向を見せ、40代に到達する頃には大幅に生成量が減少し、質も衰えていきます。コラーゲンは肌の真皮層のうち7~8割を構成していることから、コラーゲンの減少に伴って肌が弾力を失い、スカスカで乾燥しやすくなってしまいます。弾力が失われればシワやたるみもできやすくなり、肌が一気に老けたように見えます。
また、コラーゲンを生み出す線維芽細胞は紫外線を受けることによってダメージが蓄積され、働きが衰えていきます。紫外線対策を怠っていた人だと、40代頃になって一気にコラーゲンの減少量が下がってしまうでしょう。
生産量が減少したコラーゲンは、以下のような対策で増やすことができます。
体内で生成できないコラーゲンは、食べ物で摂取して補いましょう。肉や魚の中には、皮・骨に近い部分にコラーゲンが多くふくまれている傾向があります。
以上のように、良質なたんぱく質を積極的に摂取しながら、栄養素のバランスを整えるビタミン・ミネラルを野菜やフルーツでしっかり補いましょう。中でもビタミンCはコラーゲンを生成する上で必要不可欠な栄養です。手間や時間を節約したいなら、サプリメントを活用する方法もあります。
コラーゲンを生成する線維芽細胞は、生活習慣の乱れによって減少することもあります。ストレスをため過ぎないように気を付けながら、早寝早起きを心掛けて十分な睡眠時間を確保しましょう。睡眠不足やストレスは自律神経を乱して、線維芽細胞にダメージを与えます。
また、毎日適度な運動習慣を取り入れることも効果的です。運動は血流を促して体の代謝機能を高める他、リラックス状態を促してストレスの軽減に役立ちます。
線維芽細胞をダメージから守るために、洗顔や保湿といったスキンケアを徹底しましょう。低刺激の洗顔料を使ったり、保湿成分がたっぷり含まれた化粧水・乳液などを使ったりして、肌細胞を外部から支えることが大切。
また、紫外線は線維芽細胞を傷つける大きな要因の一つです。日焼け止めを使ったり日傘・防止で日焼けを予防するなどして、暑い季節だけではなく年中通して紫外線対策を徹底しましょう。
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