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顔のたるみは加齢とともに生じると思われがちですが、個人差によってたるみやすい・たるみにくい顔立ちというものも存在します。たるみやすい顔の特徴や理由について見ていきましょう。
輪郭に丸みがある、いわゆる「丸顔」と呼ばれる顔立ちの人は頬に脂肪が付きやすい傾向にあります。加齢とともに頬の脂肪が垂れ下がりやすくなるため、ブルドッグのように顔がたるんだり、ほうれい線が濃く刻まれたりしやすくなります。また、丸顔の人は二重あごにもなりやすいのが特徴。
逆三角形のフェイスラインは、エラにある咬筋があまり発達していない傾向にあります。そのため筋肉の支えが他の顔の形よりも弱く、皮膚を持ち上げる力が少ないためたるみやすくなっているのです。また、逆三角形はあごが細いため、ほんの少しの顔のたるみも目立ちやすくなります。老けて見られやすいのもこの顔の形の人です。
顔が縦方向に長い面長の人は、逆三角形顔と同じくエラが張っておらず、筋肉の支えが少ないことから顔がたるみやすくなっています。また、面長の人は肌のたるみでさらに顔が縦長に見えやすくなるため、一度たるむと目立ちやすいのも特徴。
筋肉は皮膚を持ち上げ、体全体にハリを持たせます。運動不足や加齢によって筋肉が弱くなると、肌表面も如実にたるんでしまいます。
筋肉によるたるみは体重や脂肪量とは無関係に生じるもので、痩せている人や体脂肪率が低い人でも筋肉たるみは生じます。例えばお尻のたるみは太っている人でも痩せている人でも生じます。また筋肉を十分に鍛えていないと、脂肪の燃焼効率が悪くなることから脂肪のたるみにも繋がります。
脂肪はお腹やお尻、顔など…動きが少ない部分につきやすいとされています。ついた脂肪は大きくなると、筋肉などの体内の支持組織で支えきれなくなり、ついには重みで脂肪層がたるんでしまいます。脂肪たるみは太り気味な人に生じやすい傾向があります。特にお腹のたるみは太っている人に良く見られ、逆に痩せている人にはあまり見られません。
年齢を重ねると、コラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾力を保つ成分が減少していきます。皮膚からうるおいが失われてハリがなくなっていくにつれて、たるみが生じやすくなるのです。とくに女性は、加齢とともに女性ホルモンの減少していく現象や、閉経が作用してホルモンバランスが変化した際に、表皮や真皮が薄くなって皮膚たるみが生じやすくなる傾向があります。
実は顔のたるみ方は東洋人と西洋人の顔立ちの違いによって異なります。日本人が含まれる東洋人は、年齢を重ねるとまぶたの周辺に特にたるみが生じやすくなりますが、西洋人は目元がぱっちりと開いたまま老化が進む傾向にあります。
東洋人、特に日本人は顔についている皮下脂肪の量が多いため、保湿力や表情筋の衰えによって重力に逆らえなくなり、顔がたるみやすいのです。また日本人は文化や習慣的に感情をあらわにするのが苦手で、あまり顔を動かすことがありません。そのため顔の筋肉である表情筋が衰えやすいのも、日本人に見られがちな傾向です。顔のたるみを予防するなら、日本人が特に皮下脂肪や表情筋の衰えが現れやすいと覚えておきましょう。
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