このサイトは 「SOグレイスクリニック」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
私たちの体ではつくり出すことができない必須脂肪酸である「リノレン酸」。このページではリノレン酸の特徴や肌の効果、不足したときの症状などを分かりやすく解説します。
私たちが生きていくうえで欠かすことができない3大栄養素が、「炭水化物」「タンパク質」「脂質」です。脂質は脂肪という意味で、脂肪を構成している成分のひとつが脂肪酸となります。ただし、脂肪酸と一言で言っても私たちの体のなかで合成しながらつくり出す脂肪酸と、身体の中では生成できない脂肪酸の2つがあります。私たちの身体のなかでは生成できない脂肪酸を「必須脂肪酸」と呼ぶのです。そのため必須脂肪酸は普段の食事からしか摂取できず、積極的に補うことが大切になってきます。
リノレン酸は必須脂肪酸のひとつです。不飽和脂肪酸とも呼ばれており、身体にとって大切な働きをする栄養素のひとつになります。私たちの身体に不飽和脂肪酸を摂取することで、体内にある酵素によって代謝が促されます。その結果、細胞膜のなかにあるリン脂質の構成成分となるのです。
私たちがリノレン酸を含む食品を摂取すると、「ガンマリノレン酸」と呼ばれる物質が合成されます。このガンマリノレン酸は20歳をピークにし、その数は徐々に減ってくると言われており、老化が加速する要因のひとつと考えられているのです。
ガンマリノレン酸が十分に補われれば、シワ・シミ・肌荒れ・ニキビ・たるみなど様々な肌トラブルを解消する効果が期待できるでしょう。肌の内側からケアを行い、細胞に働きかえながら修復を促してくれる成分とされています。そのため肌を良好な状態に保つためには欠かせない成分と言えるでしょう。
リノレン酸が不足すれば、様々な症状をきたすと言われています。
上記のような症状を起こすまで数週間~数ヶ月程度かかると言われており、とくに低体重の方は発症しやすいと考えられています。
上記が摂取量の目安になっています。
参照元:[PDF]厚生労働省_日本人の食事摂取基準(2020年版)リノレン酸を多く含む食品の代表格ともいえるのが、エゴマ油やアマニ油です。油脂類に多く含まれており、なたね油・大豆脂やマヨネーズなどのドレッシング類などにも含まれています。ただし全ての植物油に含まれているわけではなく、ごま油やコーン油などにはほとんど含まれていません。
また大豆・そら豆などの豆類にも多く含まれており、リノレン酸を補いたいのであれば大豆製品も積極的に摂取した方が良いでしょう。
ただしリノレン酸は熱に弱いという性質があり、加熱調理には不向きです。エゴマ油やアマニ油でリノレン酸を摂取したいなら、ドレッシングやそのままかける方が理想的と言えます。
リノレン酸は肌のためにも積極的に摂取した方がよい栄養素です。身体のなかで合成できないため、エゴマ油やアマニ油、豆類などを意識して摂るようにしましょう。ただ加熱に弱いなどの性質もあるため、接種するときは調理法も注意してください。
Dr. 近藤惣一郎のカウンセリング予約はこちら