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人にはそれぞれ、意識していない表情癖があります。そのため、顔の筋肉を均等に使っているような気がしていても、実際はそうではありません。ひんぱんに力を入れる筋肉があると、その筋肉が大きくなっていくため、筋肉の上の皮膚が、引っ張られてしまいます。例えば、下方向に皮膚が引っ張られると、やはり肌がたるんだような印象になってしまうのです。
相手に強い印象を与える目元に関して例をひとつあげてみましょう。スマホなどの操作中は、どうしても眉間の筋肉に力が入りがちです。毎日その状態が一定時間以上続けば、それが「表情癖」になっていくわけです。
眉間に力が入っているときには、目の周りの眼輪筋や眉の上の皺眉筋に、それぞれ眉頭と目頭の方向に力が加わります。力が加わって緊張している状態の筋肉は筋繊維が大きくなるため、筋肉が大きくなります。その結果、眉と目のまわりの皮膚が引っ張られ続けている状態に。すると、その上の額の皮膚もつられて下方向へ引っ張られ、さらにはまぶたの皮膚も力の方向の影響をうけてさがってしまいます。目元だけでなく、口元など、顔の他の部分に関しても、同じ理論で肌のたるみが生じるわけです。
筋肉に力を入れ続けると結果として肌のたるみにつながってしまうことは上述のとおりですが、実は、その逆もたるみを生じさせてしまうのです。つまり、ほとんど使わない筋肉は、しだいに衰えてしまうということになります。一般的に日本人は全体の表情筋のうち、日常的に力を加えているのはおよそ3割程度にとどまっているようです。
特定の表情癖と同様、表情の種類が少ないのも、たるみの原因となって舞うため、注意が必要です。
洗顔やスキンケア、あるいはメイクをするときに、毎日鏡で顔を見る機会があります。ただ、ぜひチェックすべきなのは、いつも見ているこれあの表情ではありません。日常の何気ない一コマの瞬間、自分がどのような表情をしているかを観察することで、表情癖を把握しやすくなるはずです。
テレビなどを見ているときやリラックスしているとき、あるいはコーヒーを飲んでいるときなど、気がついたときに鏡でじっくりと表情を見てみるとよいでしょう。
3つ目に関しては、たとえば、コンタクトレンズを装着したり外したりする際に、目の下をあまり強くつまむと、それもたるみの原因となってしまいます。その場合には、眼輪筋を鍛えるためのエクササイズがおすすめです。
まずは顔を天井のほうに向けて、視線だけは床のほうに固定し、そのまま、まばたきを10回行います。そのあと、今度は顔を床の方に向けて、視線だけは天井のほうに固定し、そのまま、まばたきを10回行います。
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