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顔がたるむ原因とは?40代編

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顔の皮膚がたるんでくると、くたびれて実年齢より老けて見えてしまうことがあります。しわの原因にもなる顔のたるみには、いくつかの原因が隠されています。原因を知って対策を取りましょう。

40代で顔がたるむ原因と気を付けるポイント

顔がたるんでしまう原因は加齢による筋肉や皮膚の衰えの他、普段なにげなく行っている日常習慣も起因しています。

40代で顔がたるむ原因

原因① 表情筋の衰え

体のあらゆる部位は、加齢と共に衰えていく傾向があります。表情筋も例外ではなく、顔の目や口、鼻などを動かす筋肉は年を重ねると共に衰えていきます。実は表情筋は普段の日常生活では約30%しか使っていないとされており、そのため使われなかった表情筋はどんどん衰えるのが早くなってしまうのです。

表情筋は顔のパーツを動かして表情をつくるだけではなく、筋肉で皮膚を引っ張り上げ、支える役割も果たしています。つまり表情筋が衰えてしまうことによって、皮膚がしっかりと持ち上がらなくなってしまい、顔のたるみとして目立つようになってしまうのです。表情筋は目の周りや鼻筋、口の周り、頬、眉間といった様々な部分に存在しています。

対策・気を付けるポイント

表情筋の衰えによって顔がたるんでしまうということは、普段から表情筋を鍛えて、衰えを防げば対策になるといいうことです。普段から無表情であまり表情筋を動かしていない自覚のある人は、特に表情筋のトレーニングが大切。

  • 両目を思いきり見開き、次にぎゅっと閉じる
  • ウインクをするように片目を大きく見開き、もう片方の目はぎゅっと閉じる
  • ウインクをしながら片方の口端だけを持ち上げて笑う
  • 口を大きく開き、「あ・い・う・え・お」の形にそれぞれ動かす
  • 顔をゆっくりと上に向けて、下唇を突き出したり上唇を突き出したりする

以上のような動きをできるだけ多くして、表情筋を積極的に動かしトレーニングしましょう。普段つくらないような表情を作りながら、普段使っていない表情筋を鍛えます。

筋力低下で肌がたるんでしまう理由について詳しく

原因② 皮膚のたるみ

顔がたるんでしまう原因の一つが、皮膚そのものの老化によるたるみです。ハリがあってつやつやのお肌というのは、若々しいイメージがありますよね。実際にハリのある肌には、コラーゲンやエラスチンがピンと張ってある状態です。他にもヒアルロン酸などうるおい成分が十分にある状態だと、肌がふっくらと張っているのです。これらの成分は加齢とともに衰えていく傾向があるため、40代を過ぎた頃になると皮膚のたるみが顕著に表れて、顔全体がたるんで見えてしまいがち。

また、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)も加齢とともに衰えていく傾向が見られています代謝が落ちると確執がはがれにくくなり、肌に水分が少なくなって、結果的に皮膚のたるみを起こしてしまいます。

対策・気を付けるポイント

皮膚のたるみを改善するためには、一般に良く言われる「お肌に良い生活」を心がけることが重要です。加齢による皮膚の衰えはあらがえないものですから、外側からスキンケアを徹底して、皮膚のたるみを防ぐのが効果的。

  • 早寝早起きを心がける
  • 質の高い睡眠がとれるよう、睡眠環境を整える
  • 肌をしっかり保湿する
  • 肌に刺激の少ない洗顔料を使う
  • 顔を軽くマッサージする

自律神経やホルモンバランスも皮膚の状態を悪くし、結果的にたるみに繋がりますから、ストレスにもよく注意してくださいね。

原因③ 顔の脂肪

重たい部分は下に垂れ下がる…というのは重力の関係で誰もが知っていること。顔も同様に、脂肪がつくことで皮膚が下に垂れ下がり、たるみが生じてしまいます。加齢によって表情筋をはじめとする筋肉が衰えはじめます。筋肉が衰えると代謝が下がって脂肪がつきやすくなったり、皮膚を支えて同じ位置に持ち上げ続けることが難しくなったりと、顔がたるむ要因をいくつも作ってしまいます。

二重顎やフェイスラインが気になる人は、顔の脂肪によって顔がたるんでいる可能性が考えられます。加齢が進むほど代謝が下がり、ついた脂肪が燃焼しづらくなるため要注意です。

対策・気を付けるポイント

顔が脂肪によってたるんでいる場合は、上述のように表情筋を鍛えて皮膚のリフトアップを促しながら、脂肪のつきにくい生活を心がけましょう。

  • 毎日適度な運動をする
  • 毎日の摂取カロリーに気を付ける
  • 脂っぽいものやファストフードは控える
  • 有酸素運動をする
  • 筋肉トレーニングをする

ただし顔の脂肪は他の部位と比べて、皮下脂肪であるため脂肪が落ちにくいという特徴があります。ですからダイエットや運動を続けても、すぐに効果が表れるわけではありません。顔の脂肪を落としたければ、根気強くダイエットを継続しましょう。

原因④ 紫外線と乾燥

紫外線対策はしっかり行っていますか?加齢だけではなく、皮膚のたるみは紫外線や肌の乾燥が原因で起きている場合もあります。肌の保湿がしっかりできていない場合や、空気の乾燥した場所で保湿対策をしていないと、肌の深層部にまで乾燥が及んでしまい、ハリや弾力のない状態になります。

また紫外線は皮膚の奥にまで到達し、コラーゲンやヒアルロン酸といった成分を傷つける性質があります。もし紫外線を浴び続ければ、皮膚がどんどん弱っていき、かたくてハリのない、たるみやすい肌質が出来上がってしまいます。

対策・気を付けるポイント

紫外線は夏だけでなく、寒い季節も年中降り注いでいます。曇りの日にも紫外線を浴びるリスクがありますから、年中無休で紫外線対策を徹底しましょう。UV機能のあるメイク下地を使ったり、日差しのある日には日傘や帽子などを利用したりしましょう。

肌の保湿は化粧水だけではなく、乳液やクリームを使ってしっかりうるおいを閉じ込めましょう。低刺激の洗顔料を使ったり、ぬるま湯で洗顔をしたりなど、顔を洗う際には肌の刺激を与えすぎないことも大切です。週に何度か保湿パックをするのもおすすめです。

紫外線や乾燥で肌がたるんでしまう理由について詳しく

原因⑤ 食事

好き嫌いをして食事の栄養バランスが偏っていませんか?食生活によって栄養バランスが偏ってしまうと、血流が悪くなったり、必要な栄養が必要な場所に届けられなくなったりといったリスクが伴うため、肌質が悪くなってしまいます。具体的に言えば肌の免疫が下がったり、代謝やうるおいが失われたりして、ハリがなくなり皮膚表面がたるんでしまうのです。

対策・気を付けるポイント

食事は一種類だけを多く・少なく食べることを心がけるのではなく、全体的にバランスの良い食生活を心がけることが大切です。野菜・肉類・魚類・乳製品・卵など、できるだけ多い種類の食材を用いた食生活を心がけましょう。

また、食べる内容だけではなく、食べ方にも注目。

  • 最初に野菜を食べてから、炭水化物や肉類を食べる
  • 朝・昼・夕と整った生活リズムで食事をする
  • 就寝前の食事は避ける
  • 早食いは控え、なるべくゆっくりよく噛んで食べる

食事の仕方次第で体の調子が整い、太りにくく脂肪のつきやすい体質へ導くこともできます。

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40代のスキンケアで気を付けるべきポイント

40代は見た目だけではなく、体の内側にも様々な変化が生じる年ごろです。柔軟なスキンケアで対応していきましょう。

たるみ

肌がたるんでしまうと一気に老けた印象になります。輪郭がぼやけてしまったり、顔が長くなったり、しわが目立ちやすくなったり…。40代で起こる顔のたるみは、加齢によって肌や表情筋の衰えが生じているのが原因です。肌が重力に逆らえなくなることや、長年ため込んだ日焼けや乾燥などのダメージも原因の一つ。「ほうれい線」「ゴルゴ線」と呼ばれるしわも刻まれやすくなります。

40代のたるみには、肌を支えているコラーゲンやエラスチンなどの有効成分を、外部から補給してあげることが大切です。化粧水や乳液の他、美容液やエイジングクリームも使ってみましょう。マッサージやフェイスローラーで表情筋をサポートする方法もおすすめです。

しみ・くすみ

自分でも気づかない間にできているしみや、顔全体を暗く見せてしまうくすみは、40代頃から顕著に目立ち始めます。40代のしみ・くすみは、若い頃から蓄積されてきた紫外線や乾燥、お手入れ不足などの肌ダメージが原因です。肌が黄色っぽくくすんでいる人は、体内でエネルギーにならなかった糖がたんぱく質と組み合わされたことで「糖化」が起きたものです。

しみやくすみに気づいたら、少しでも早く紫外線や乾燥対策をして、肌ダメージを最小限に抑えましょう。美白効果のある基礎化粧品を使用して、メラニン色素の生成を抑える方法もおすすめです。しみやくすみを抑えて透明感を出して、暗い印象を打破しましょう。どうしても気になる場合は美容皮膚科に相談するという方法もあります。

しわ

40代になると顔のあちらこちらにしわが目立ちやすくなってきます。40代のしわには表情の癖でできる「表情じわ」と、乾燥や紫外線ダメージによる「乾燥じわ」の2パターンが存在します。眉間やおでこにできるしわの多くは、よく笑う人に表れがちです。対して乾燥じわは肌の内側の水分量が少なくなってくることで、あらゆる箇所に目立ち始めます。

40代になると肌の水分量が大きく減少してしまうため、乾燥ケアをしっかり行う必要があります。コラーゲンやエラスチン、ビタミンCなどを化粧水や乳液、美容液から補給し、エイジングクリームも使用しましょう。オイルやクリームを適量使って顔をマッサージし、表情筋やリンパの流れをほぐして血行をほぐしましょう。

たるみがもたらすパーツごとの変化

40代頃から生じる顔のたるみによって、顔や顔回りの各部位に様々な変化がもたらされます。

目の下

肌がたるんできた兆候として、目の下の涙袋が目立つようになってきます。眼球の周りには「眼輪筋」という筋肉がありますが、眼輪筋の力が弱ってくることによって、眼球の位置が垂れ下がってしまうのです。眼輪筋も筋肉のうちの一つですから、加齢とともに力が衰えてくるのは必然。眼輪筋が衰えると眼球の位置が垂れ下がってきて、目の周りの脂肪が眼球に押される形になります。

目の下に皮膚や脂肪が垂れ下がり、涙袋が大きくなったように見えるのはこれが原因です。目の下にクマができて取れない…と嘆いている人も同様に、肌のたるみで目の下に皮膚が垂れ下がり、影になっていることが原因として考えられます。

上まぶた

目の下の涙袋だけではなく、目の上にも肌のたるみの症状はあらわれます。よく挙げられるのが、若い頃にはぱっちりとした二重まぶただったのに、加齢とともに二重の幅があいまいになってしまった…というもの。目の周りには様々な表情筋が張り巡らされていて、まぶたを動かす働きを持っている眼瞼挙筋も加齢によって衰えていく筋肉の一つです。

眼瞼挙筋は加齢によって少しずつ衰えていくと、まぶたの重さを支えられず、皮膚がたるんでいってしまいます。上まぶたの皮膚が重く垂れ下がり、二重の幅が曖昧になってしまったという人は、こうした皮膚のたるみが起因しているのです。

口元

口元やその周辺は、特に肌のたるみが目立ちやすい箇所です。鼻の両脇から口元まで縦に伸びている「ほうれい線」や、口角から下方向に伸びている「マリオネットライン」などは、口元の肌のたるみのサインとして有名です。これらは実際には顔に張り巡らされている筋肉の境目が目立っているだけですが、筋肉の境目が目立ってくるのには、皮下組織の減少や、口周りの筋肉が弱まってしまっているのが原因です。

40代になると若い頃と比べてホルモンの分泌量が減少したり、体の代謝機能が衰えたりします。そうした体の変化に伴って、皮下組織が減少して口周りの筋肉は表面の皮膚をうまく支えられなくなってしまうのです。

ほうれい線やマリオネットラインだけではなく、頬の毛穴が下方向に垂れ下がって目立っていたり、頬がこけてきたり、顔が全体的に四角く長くなってきたように感じる場合も、肌のたるみが考えられます。

あご

あごにお肉がついてきたような感じがする場合も、加齢による顔のたるみが考えられます。横から見たり下から見たりしたときに、二重あごになっているという人は、顔だけではなく舌の筋肉が衰えている可能性が考えられます。あごの下には、舌を動かす役割を持つ「舌骨筋群」と呼ばれる筋肉の集まりがあります。これは加齢とともに衰えてしまうため、その周辺の血液やリンパの流れが滞ってしまうのです。40代頃であれば、特にこの症状が分かりやすく表れるでしょう。血液やリンパの滞りはむくみとなって、あご周辺の肌をたるませ、もったりとした印象にさせてしまいます。

また、あごに生じるたるみの原因として「食いしばり」も考えられます。人はストレスをためると無意識に歯を食いしばる傾向があり、食いしばりの時間が長いほど、開口筋群が劣化しやすくなります。筋群の劣化は血液・リンパの流れを阻害する他、表情筋の衰えにも繋がります。

目の下のクマが消えなかったり、ほうれい線などのシワが深く刻まれていたり…。こうした肌のたるみは、40代に突入すると自然とあらわれる症状です。加齢による表情筋の衰えで皮膚表面を支えられなくなったり、体の代謝が下がって脂肪が燃焼されにくくなることで、体重が増えて脂肪を支えきれなくなったりといった理由が考えられます。血流やリンパの流れも加齢に伴って悪くなっていくため、老廃物が蓄積されて顔がむくんだ状態になりやすいのも理由の一つ。

口を閉じると口角が下がってしまう人や、ほうれい線が気になる人、毛穴が縦方向に広がっている人、顔全体が平べったくフェイスラインが四角に近づいている人は、頬のたるみが考えられます。

40代女性が直面する美容の悩みとは?

40代は後半から更年期世代に突入する年ごろです。シミや小じわ、たるみなど加齢が目立ちやすくなり、メイクのノリも悪くなります。自分に似合うメイクも変化して、なかなか対応しづらい年頃でしょう。

髪にハリがなくなったり、薄毛を感じたりするほか、基礎代謝の低下でボディラインにもたるみが生じがち。自分が「おばさん」のイメージに近づくことに、大きなギャップを感じる人が少なくありません。

多くの人は、これまでのメイクやファッションを見直し、40代の自分に似合ったスタイルを模索する時期です。

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