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顔にたるみが生じる理由として挙げられやすいのが、表情筋の衰え。しかし「表情筋」と言っても、どこにあってどんな働きをしているのかピンとこない人もいるでしょう。
表情筋の役割や種類についてご紹介します。
表情筋とは、顔のいたるところに張り巡らされている筋肉のことを言います。目や口、頬など様々なところに細かな表情筋があって、笑ったり悲しんだりといった表情を作る役割を持っています。
表情筋は顔のパーツを動かすだけではなく、皮膚表面をしっかりと持ち上げてハリを保つためにも働いています。そのため表情筋が衰えることで顔がたるんでしまうのです。
前頭、つまりおでこのあたりにある表情筋のことを「前頭筋」と呼びます。前頭筋は眉を持ち上げたり、おでこに横じわを刻んだりする際に使われています。顔表面の皮膚は全体が一枚で繋がっているため、前頭筋が衰えて筋力が不足してくると、一気に顔全体が下に垂れ下がってしまいます。
顔のたるみを気にするなら、真っ先に鍛えておきたい表情筋です。
目の周りを輪のように囲んでいる筋肉を、文字通り「眼輪筋」と呼びます。瞼を開いたり閉じたりする際によく使われており、目元の若々しさに繋がっています。
眼輪筋が衰えると上瞼が落ちくぼんで見えたり、下まぶたが垂れ下がったりして見えて、目元が一気に老けてしまいます。
頬骨から始まって、口角の皮膚にまで伸びている筋肉のことを「大頬骨筋」と呼びます。口角を上外側に引き上げる働きをしているのが特徴。
大頬骨筋が鍛えられることによって、頬の形を美しく保つことができます。笑顔が若々しくなり、普段からの表情もはつらつとして見えるようになります。
口角からスタートして頬に向かって走っている筋肉のことを「小頬骨筋」と呼んでいます。片目を閉じてウインクをした際に、上に持ち上げられている筋肉がこれにあたります。
口元を斜め上に引き上げる働きをしており、この筋肉をしっかりと鍛えると自然な笑顔が作れるようになります。
眉の上にある筋肉で、眉間にしわを寄せる際に使われているのが「皺眉筋」と呼ばれる表情筋です。無意識のうちに眉をひそめる動作が多いと、この筋肉が凝り固まりやすくなるため要注意。
皺眉筋が固まると瞼が重たく垂れ下がったり、眉間のシワが定着しやすくなったりと老け顔に近づきます。意識的に動かしてほぐすことが大切です。
こめかみからあごに向かって伸びている、大きな筋肉を「側頭筋」と呼びます。食べ物を噛むときに使われる咀嚼筋の一つです。
側頭筋が凝り固まった状態が続くと、顔全体にたるみやむくみが生じやすくなります。
涙袋の下からスタートして、口角の皮膚にまで伸びている筋肉を「口角挙筋」と呼びます。口角を引き上げる働きをしており、にっこり笑うときに使われます。
口角挙筋が鍛えられていると、口角がきゅっと持ち上がって若々しい印象になります。
口の周りを文字通り「輪」のように囲んでいる表情筋が「口輪筋」です。口を開いたり閉じたりする際に使われています。
口輪筋が衰えると口元のシワやたるみが目立ちやすくなります。上唇の上にできる「梅干しジワ」と呼ばれるシワも、口輪筋の衰えが原因です。
下唇の下からあごにかけて伸びている「オトガイ筋」と呼ばれている表情筋も、口元やあごのたるみに繋がっています。
笑うとできるえくぼの位置にある「モダイオラス」は、表情筋がたくさん集まっているターミナル駅のような場所です。
モダイオラスをほぐすことで、複数の表情筋をほぐすことができます。口輪筋や大頬骨筋、小頬骨筋、口角挙筋などに働きかけられます。
表情筋をトレーニングして顔のたるみを防ぐには、以下の方法がおすすめです。
筋肉を鍛えるためには、その筋肉をよく使うのが一番です。表情筋のトレーニングには、表情豊かな生活を送ることが効果的。よく笑ったり驚いたりといった表情を意識してつくってみましょう。
実際に表情を動かしてみると、顔の筋肉が良く動かされていることに気づくでしょう。笑うと大頬骨筋や口角挙筋が、驚くと前頭筋や口輪筋がよく使われます。
表情の豊かな人が若く見えるのは、顔がたるまず若々しい状態をキープできているからです。
やわらかい食事が多い現代人には、噛む回数が少ない人が多く見られます。食事中に食べ物をよく噛む習慣を持つと、表情筋を鍛えるトレーニングになります。意識してたくさん噛む食生活を心掛けましょう。
ものを噛む動作は側頭筋や咬筋をたくさん使います。やわらかいものでもたくさん噛んで、できれば歯ごたえのある食材も積極的に食事に取り入れましょう。キャベツやニンジン、ゴボウ、れんこんなどの食物繊維が多くふくまれる野菜は、健康なだけではなく噛み応えがあるため、表情筋のトーニングになります。
体の筋肉と同じように、表情筋もストレッチでよく動かしてコリをほぐしてあげましょう。口を大きく開いて「あ・い・う・え・お」の母音の形に動かすトレーニングや、顔の筋肉も動かすヨガのポーズがおすすめです。
表情筋の場所を手や指でほぐすのも、表情筋のトレーニングになります。
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