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アルブチンは、植物に含まれている美白成分として知られています。肌にどのように作用していくのか、摂り入れ方や注意点などを確認していきましょう。
アルブチンはサンタベリー・梨・ウワウルシなどの植物に含まれている成分で、美白作用を持っています。ハイドロキノンという成分にブドウ糖が結合したハイドロキノン配糖体がアルブチンです。
ハイドロキノンと同じように美白効果を持つアルブチンは、水やアルコールに良く溶けやすい性質を持っており、1989年に厚生労働省がその美白効果・効能を「医薬部外品」の成分として認めた歴史を持ちます。古くから化粧品に含有されてきた「βアルブチン」と、ハイドロキノンにブドウ糖を結合させて作った「αアルブチン」の2種類があり、αアルブチンの方が効果・安全性が高いとされています。
アルブチンは日焼けやシミ・そばかすのもととなるメラニン色素の働きを阻害します。これによってシミやそばかすを抑制する美白効果があるとされているのです。メラニン色素を作り出す酵素であるチロシナーゼに直接働きかけることで、美肌・美白の予防としての効果も期待されています。
また、アルブチンは尿中で分解された後にハイドロキノンを生じるという特性も持ちます。ハイドロキノンは腎細胞を刺激して利尿作用をもたらす働きがあり、尿路の殺菌効果もあるため尿路消毒薬・利尿薬としても重宝されています。膀胱炎や胃炎などによる尿路感染症・尿路結石の治療にも役立てられています。
アルブチンはサンタベリー・梨・ウワウルシ・マッシュルームなどの食品から摂取できます。また、化粧水や美容液、クリームなどの化粧品にもアルブチン配合の物があるため、市販の化粧品を使うのも効率的です。
アルブチンを効率よく摂取できるサプリメントもありますから、気軽に飲むだけで取り入れることもできます。アルブチンは外出前、つまり紫外線を浴びる前に摂り入れると、シミ予防に効果的に働きかけるとされています。
アルブチンは基本的に副作用のリスクが低いと考えられており、医薬部外品の有効成分として認定され30年の実績を持っています。ただし肌が極端に敏感な人は使用時に副作用が現れる可能性もあるため要注意。
敏感肌の人がアルブチンを使用する場合は、まず少量を使ってみて確認するのがおすすめ。体質・肌質に合うかきちんとチェックしましょう。
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