馬油

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馬油は高い保湿効果があることから、スキンケアからヘアケアまでさまざまな美容用途に使用されています。本記事では、馬油に期待できる効果や、馬油化粧品の選び方について解説します。

馬油とは?

馬油は、馬のたてがみや尾から得ることができる動物油脂のことです。化粧品に配合される目的としては、主に以下の2点が挙げられます。

  • エモリエント効果
  • 油性基材

エモリエント効果とは、肌のうるおいを保ち、柔らかい状態にする効果のことです。「保湿効果」だととらえるとわかりやすいでしょう。馬油には高い保湿効果が期待できることから、クリームやメイク用品、ネイル用品など、さまざまなコスメに配合されています。

油性基材においては、馬油は肌に乗せる前は固形とは違ったベットリ感がありますが、肌に乗せるとすぐにさらっとして浸透していきます。油分なのに油っぽいベタつきが残らないため、オイル製品に使用されることが多いです。

参考元:化粧品成分オンライン(https://cosmetic-ingredients.org/emollient/13113/

馬油の効果

保湿効果

馬油はその質感からもわかるように高い保湿効果があります。肌なじみがよく浸透性が高い点が特徴で、固形状の馬油も肌に乗せると体温で溶けて、スーッと浸透していく点が特徴です。また油膜により肌を保護することで、肌の水分を保持してうるおいを維持する効果も期待できます。

参考元:CiNii(https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282679274351232

洗浄効果

馬油には、メイクや肌の汚れを落とす効果も期待できます。メイクの油分を馬油の油分をなじませることで、メイク成分を浮かし落とすことができます。食用のオリーブオイルなどでメイクを落とす感覚と似ているかもしれません。

ターンオーバーのサイクルを整える効果

ターンオーバー(肌の新陳代謝)は、加齢や乾燥などによって乱れがちです。特に肌が乾燥すると、古い角質が表皮から排出されずに残ったままとなってしまい、新しい角質に生まれ変わることができずに、細胞の再生が滞ってしまいます。馬油で常に肌がうるおった状態にしておくことで、ターンオーバーのサイクルが整いやすくなります。

馬油化粧品の選び方

使用感

馬油はさまざまなコスメに加工されて販売しています。それぞれに独自の使用感がありますので、快適に使用できるものを選びましょう。使用感は、肌にとったときのテクスチャーをはじめ、香りなども関係します。馬油は馬から得る成分なので、獣臭が気になる人が少なくありません。脱臭加工を施しているなど、使っていて不快感を感じないものを選びましょう。

容器

馬油は油分なので、管理が悪いと酸化してしまいます。特に馬油はその成分組織から、酸化しやすい油分だといわれていますので、品質保持しやすい容器であるかは重要です。酸化した馬油を使うと肌トラブルの原因になりますので、酸化しにくいように配慮されている容器かどうかをチェックしたうえで購入することをおすすめします。ひとつは、社交性のある茶色い容器であるかをチェック。そして、品質を保てやすいガラス容器であるかもチェックしましょう。

精製方法をチェック

馬油はコスメに加工する中で、精製を行います。この精製方法も酸化大きく影響しますので、精製方法をチェックした上で購入することがポイントです。おすすめの精製方法は「真空蒸気精製」という方法。空気に触れない環境で不純物を取り除く作業を行っています。逆に熱を加えて精製しているものは酸化しやすいので、選ばないようにするのがベターです。

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