このサイトは 「SOグレイスクリニック」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
美容と健康に効果をもたらすとされる「セリン」とは、具体的にどのような効果を持った成分なのでしょうか?セリンについて紹介します。
セリンとは、シルクのプロテインから発見されたとされる「非必須アミノ酸」の一種です。脳を構成する神経細胞の材料となることで知られているセリンは、脳の状態を保つために必要な一方で、美肌を保ったり睡眠を改善したりといった働きも持っています。
セリンは核酸の原料となる「プリン」「ピリミジン」などの生合成にもかかわっており、自然界にあるアミノ酸500種類のうち、人間のたんぱく質を構成するわずか20種類のうちの1つ。過剰に摂取しても代謝される特性をもっているため、人の体に蓄積されることはありません。
セリンの働きとして有名なのは、脳のエネルギー源となるブドウ糖を供給する成分「ホスファチジルセリン」の原料となる点です。セリンが不足することで脳の働きが著しく低下してしまい、認知症やアルツハイマー病などが進行してしまう可能性があるとされています。逆に言えば、セリンが十分に足りている状態を維持することによって、脳の認識や知覚といった重要な働きを支え、アルツハイマー病の予防に繋がります。
また、セリンは「アセチルコリン」と呼ばれる、副交感神経の末端から分泌される神経伝達物質の生成にもかかわっています。そのため自律神経を整えるためにも重要な働きをしており、睡眠不足の解消やホルモンバランスの正常化にも繋がっていると考えられるでしょう。
セリンは人の肌の角質層にも多く存在しているとされています。そのため肌の潤いを保つ効果もあり、セリン不足によって肌トラブルに繋がってしまう可能性もあり得ます。肌へのダメージを抑え、水分が逃げないように水分を保持する働きにより、肌の保湿やバリア機能の維持効果も期待できるでしょう。肌の生まれ変わりであるターンオーバーも促進することで、美白に効果的が期待できる成分とされています。
セリンはサプリメントによって効果的に摂取できますが、そのほかにも牛乳や大豆・高野豆腐・イクラ・かつお節といった食べ物から効率的に摂取できます。
Dr. 近藤惣一郎のカウンセリング予約はこちら